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ThinkPad 535(大容量ハードディスクへの交換)

(記事は、1999/02/01に作成されたものです)

ThinkPad 535 に標準搭載されているハードディスクは810MB。
今現在使うにおいて、とても狭いものです。
開発言語と最低限の環境を入れても、常に容量を気にしながら作業しなければならず、あまり精神衛生上良いものとは思えません。
大容量ハードディスクを購入し、交換してみました。

HDDを買う
思い切って大きめに(4GBのものを買いました)。
購入の際は、本体と同じメーカーのIBM製のものを選びました。
他社製品では幅が違う場合があるらしく、使い物にならなくしてしまった例もあるようです。

必要な工具

ThinkPad 535 のどこかのねじにぴったり合うプラスドライバー
HDDをこじりだす、マイナスドライバー
出来れば、静電気防止リストバンド(定価 2,180円)
HDD交換にあたって、取り出す際にはずすねじは3本だけです。
HDDを固定しているトレイのねじも数本です。

作業前の注意点
BIOSは最新バージョンにアップデートしておいてください。
大容量のHDDを認識しない場合があります

先に緊急起動用のディスクを作成しておいてください。
(FDISK、FORMAT コマンドを含む。)
後で、HDDを初期化する際に必ず必要です。

出来れば手持ちのPCカードを認識できるような仕組みのディスクを作っておくのが一番いいです。
(要DOSのCONFIG.SYS/AUTOEXEC.BATの知識)

HDDのトレイの上の部分はもろくて、それに引っかけながらHDDを引っ張ろうとすると、すぐ折れます。
初回のHDDの取り外し、取り付けは結構固くて大変ですが、HDDのトレイ以外に力をかけないようにしてください。

手順
  1. まず、ThinkPad の電源OFF(を確認)します。
  2. ThinkPadのふたを閉めます。
  3. ThinkPadの前の部分が、自分の側へくるように裏へ返します。
  4. バッテリを取り外します。
  5. バッテリのところにある2本のねじのうち、前側のねじ(すこしおおきめ)を取り外します。
  6. 前側のねじ(すこしおおきめ)を取り外します。
  7. 右側前方のくぼみにねじがありますので、それを取り外します。
  8. ThinkPadを表へ返します。
  9. ふたをあけて、パームレスト部分をはずします。
  10. 前方の中央あたりに見えているのが、HDDです。
    それを固定しているひときわ小さなねじを1本はずすと、とりあえずHDDがトレイごとはずせる状態になります。
  11. トレイに固定されているHDDを見えているすべてのネジを外して、取り外し、新しいHDDをセットします。
作業後の注意点
トレイにHDDセット後差し込む際、引っ掛かりがあるようなら、無理に押し込まないでください。
ピンが折れて(本体が)使い物にならなくなります。
水平な台の上でまっすぐゆっくりと差し込んでください。
最後の部分は、すこしだけ力が要ります。
すこっとした感触があれば、HDDはセットされています。