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RAIDはバックアップじゃない


結構、『RAID構成だとバックアップを取らなくてもいい』と、考えられている方が多いんですね。

RAIDは、あくまでもHDDの耐障害性を高める為のものです(RAID0を除く)。
HDDの故障に対しての耐性はありますが、HDDが同時(もしくは、しばらくして)に複数本破損したり、誤ってデータを削除した時にまでデータが保障されるわけではありません。
そういうときの為に、企業ではテープバックアップ装置によるバックアップを行いましょう。
個人用途のパソコンでもCDやDVDや、モバイルHDD等にデータをコピーしておいたり、対策をとっておきましょう。

危険!RAID1(ミラーリング)をHDDバックアップ用途に使う人がいる


RAID1(ミラーリング)はHDD2本で構成され、2本のHDDが同じ内容を保持します。
もし、どちらかのHDDが壊れても、『同じ内容をもつHDDが存在するから1つのHDDが壊れても大丈夫』が本来のRAID1の役割。

HDD故障を考えて設計されている、RAIDシステムでわざとHDDを抜いてそれをバックアップとして保管されているケースがあるようです。
バックアップのつもりで頻繁に抜き差ししていれば、最悪、メーカーの保証がなくなる(修理に応じてもらえなくなる)可能性もあります。